HSPの人生に安らぎを

子供の頃から、どうにかちゃんとした人になりたくて空気を読みつつ生きてきたら鬱病になりました。夫も鬱病で退職し私一人の時間が激減。私のSOSは夫には届かず息が詰まる生活を強いられている54歳の秋、何かに導かれるようにHSPを知りました。長い間自分の頭がおかしいと思っていたので少し救われたような気がしましたが、それを知ったところで状況は何も変わりません。どういうことが辛くて苦しいのかを記録することで吐き出し、どうしたら楽になるのかを考えていきたいと思います。

嫌いな勉強と窮屈な校則

そろそろお勉強のことを書きますか………。
商業高校なので普通科目の授業が少なく、そこに商業科目が入ってきます。
簿記会計、情報処理、和文タイプライター、かなタイプライター、英文タイプライターなどです。
ワープロとかパソコンとかなかった時代ですからね。
あ、珠算もあったか。
珠算のおじいちゃん先生に、黒い綴込表紙の分厚いヤツで頭を殴られた記憶があります。
当時の先生は普通に生徒を殴ってましたよね。
担任の先生にはビンタもされたなぁ、教室で缶ジュースor瓶ジュースを飲んだのがバレて。
反省どころか、私の場合は憎しみしか生まれませんでしたけど。
カトリーヌやLiLiCoもよく殴られていましたが何故か先生に懐いていました、不思議だわ。

話が逸れましたw
それぞれ検定試験があり、最低でも3級を取得しておかないと卒業できないと言われました。
ということは逆に、一生懸命になって上を目指さなくても3級を取得しておけばあとは安心なわけです。
資格のことだけではありません。
30点以下が赤点なので、全科目それぞれ30点を取っていれば留年は免れるんです。
部活のために学校に行っているようなものだったので出席日数は充分足りていました。

「嫌いなことは最低限でいいと思う」
でもこんなことは誰にも言えませんでした。
上を目指すのが当たり前の世界に生きていたからです。
変な子だと思われるのが本当にイヤでした。
「私も皆のように夢や目標があったり上を目指すことができる人になりたい、どうして私はそれができないんだろう?」
私は勉強せず楽しい部活に逃げました。
授業中は気配を消し、時間が過ぎるのを待って音楽室に入り浸っていました。
「イヤなことから逃げるなんて根性なしだ。やっぱり私はダメなヤツなんだ。学生の本分は勉強なのに私ときたら………最悪だ」
好きなことにしか気持ちを向けられない自分を卑下して、劣等感を強くしていくばかりでした。

そんな私の成績は、いつもクラスで下から10番以内だったと思います。
そりゃそうですよねぇ。
今、証拠として成績表の写真を撮ろうと探しましたが見つかりませんでした。
う~ん、どこにしまったんだっけなぁ………
見つかったら載せますw

商業高校の生徒は卒業後に殆どが就職をするので資格取得はもちろんのこと、校則も厳しかったと思います。
目立ちたいのではなく制服をオシャレに着たい!
ヘアスタイルも可愛くしたい!
ただ純粋にそう思っているだけなのに、それは校則違反なのです。
授業中は気配を消していましたが服装はやりましたよwww
上着は細め短めにしてスカートは長めに。
20デニールのダークグレーのストッキングに、つま先が尖り気味の靴。
顔まわりに部分パーマをかけて聖子ちゃんカット。
「それって目立ちたいんでしょ」と思われるでしょうが私としては違うんです、そこじゃないんです。
校則違反なのはわかってるけど「自分が可愛くしていたい」だけ。
他人に見せたいわけではないのです。
せっかく可愛い制服なのにブカブカ上着に膝下丈のスカート。
白いスクールソックスをふくらはぎの真ん中まで伸ばして、「筋トレですか?」ってくらい重たいクラリーノの学生カバン。
でも、このスタイルが合格で私のは不合格でした。

メイクもダメでした。
ファンデーションは必要なかったのですが、眉毛を整えて目尻にピンクアイシャドウをのせました。
細い眉毛にしたわけじゃないですよ、眉間部分の毛を抜いたりして整えただけです。
それに、目尻にピンクを入れたら可愛いなーと思ったんです。
当時はピンク色のアイシャドウなどなかったのでピンクチークを目尻にのせました。
ぜったいに可愛かったのにカトリーヌとLiLiCoに「チークを目に塗ってんのー?w」とバカにされました。
もう最悪でした。
「ピンク可愛いじゃん!」と言い返せず「ヤバい!変なヤツだと思われた!」と落ち込んでいるところに今度は部活の先輩に呼び出されて「校則違反は連帯責任になるから部活動に影響する」と注意されたので、先生に怒られる前にメイクはやめました。
社会人になってからもピンクアイシャドウはしませんでした、またバカにされると辛いから。
今の若い子はピンクメイクができて羨ましいなーと思います。

嫌いなことはやらなきゃいけないし、好きなことはやっちゃダメ。
やっちゃダメでも好きだから貫き通すわ!という根性がない。
貫き通す根性がないから「ダメだ」と言った他人のせいにする。
私はやりたいのに、あの人がダメだって言うんだよ(怒)と。
このズルい考え方は今も引きずってます。
自分がやりたいならやればいいのに、他人の目が気になるんです。