HSPの人生に安らぎを

子供の頃から、どうにかちゃんとした人になりたくて空気を読みつつ生きてきたら鬱病になりました。夫も鬱病で退職し私一人の時間が激減。私のSOSは夫には届かず息が詰まる生活を強いられている54歳の秋、何かに導かれるようにHSPを知りました。長い間自分の頭がおかしいと思っていたので少し救われたような気がしましたが、それを知ったところで状況は何も変わりません。どういうことが辛くて苦しいのかを記録することで吐き出し、どうしたら楽になるのかを考えていきたいと思います。

他人軸を自分軸に切り替えるためのヒント

昨日は「他人軸から自分軸に切り替える方法を発見した」と書きました。
その時のことを日常の記録をしているほうのブログに書いていたので、忘れないようにここにリンクを貼っておきます。

https://mofumofu-wanko.muragon.com/entry/912.html

https://mofumofu-wanko.muragon.com/entry/944.html


こちらのHSPブログに、子供の頃から高校生の途中までの出来事を吐き出してみてわかったことは「明るくハキハキ話しをする女性になれ」と両親や教師から求められていたこと。
そして私にはそれができず、無邪気に会話ができるクラスメイトと比べ「私は劣っている」と自らダメ人間のレッテルを貼ったまま大人になりました。

無意識に他者の感情を受信してしまうので他者の目が気になり、ダメ人間だということがバレるのを恐れて「目立たないように」もしくは「私、何も気にしてません」という演技をして生きてきました。
演技はかなり上手いです、子供の頃からやってますからw
もちろん相手を騙す演技ではなく、相手を気づかっての演技ですけど。
まぁ何にしろそんなことをしていたら自分の本音がわからなくなります。
すると「相手の喜びが私の喜び」などという女神様のような思考になっていきました。

最初の結婚をし長女を出産してすぐ前夫がひき逃げされて数ヶ月入院し、退院後も数ヶ月職場復帰できない時期がありました。
職場の同僚とお酒を飲み歩いている時の事故でした。
夜中に電話で連絡があり、生後2ヶ月の長女を連れて病院に駆けつけました。
転居して知人友人もいない土地での初めての子育て、前夫の入院、看護師と浮気。
ひき逃げ犯の車が特定されてからの事故関係の様々な事は、前夫が入院中だったので私ひとりでやりました。
疲れ果てていましたが前夫と長女のために頑張りました。
前夫の機嫌が悪いのは私がちゃんとしてないから。
看護師と浮気したのは私がちゃんとしてないから。
前夫に笑っていてほしくて私なりに頑張りました。

その後、長女と公園デビューしママ友ができました。
歳上の素敵な女性で優しくて良い人でした。
私が2番目の子を流産したのをきっかけに、彼女が信仰していた教えに誘われ入信しました。
「私も彼女みたいに良い人になりたい」
それで自分の存在意義を作りあげて「もう私はダメ人間じゃない、ちゃんとした人になったんだ」と頑張り続けました。
そこには本当の意味での私はいませんでした。

私の人生の選択の優先順位は全て他人軸で考えていました。
でも他者の感情を無意識に受信するだけで実際は何も言われてないし頼まれてもいません。
重要なのは、よく知りもしないのにわかっているような気になる、という「私の自分勝手な他人軸」なのではないかと。
勝手に「この人のために私はこうしているんだ、仕方ない」と自分に言い聞かせて良い人ぶる。
離婚後も職場でもプライベートでも、私は自分勝手な他人軸を発動し続けました。
教えでは「自分が損をしても他者のために行動することが幸せになる道だ」と言われていましたから。
これで幸せになれるんだと信じ込んでいました。

最初の結婚の話しも宗教の教えの話しも、機会があったらまた書きます。

そんな私が自分軸に切り替えるのは至難の業ですが「プリンセスお母さん」のおかげで光が見えてきました。
日々苦しくても考えることをやめてはいけないと思います。
何がヒントになるのか、いつどこで光が見えてくるのか、これは意識してアンテナを立てて受信すべきです。
自分にしか気づかないヒントですから。