HSPの人生に安らぎを

子供の頃から、どうにかちゃんとした人になりたくて空気を読みつつ生きてきたら鬱病になりました。夫も鬱病で退職し私一人の時間が激減。私のSOSは夫には届かず息が詰まる生活を強いられている54歳の秋、何かに導かれるようにHSPを知りました。長い間自分の頭がおかしいと思っていたので少し救われたような気がしましたが、それを知ったところで状況は何も変わりません。どういうことが辛くて苦しいのかを記録することで吐き出し、どうしたら楽になるのかを考えていきたいと思います。

先が思いやられる高校生活の始まり~♪

高校生になりました。
私が入学した高校は隣市でしたので、電車通学をすることになりました。
男女共学の学校でしたが、学科によって男女クラス・女子クラス・男子クラスに分かれており、私は女子クラスでした。
女子のみ総勢48名、あれ?49名だったかな?
某アイドルグループみたいですねwww

このクラスで私と同じ中学校だった子は私を含めて4人だったと思います。
下間花梨さん似のよく笑うおとなしい子と、藤田朋子さん似のものすごくおとなしい子と、LiLiCoさん似の元気いっぱいキラキラ女子。
4人とも中学生の頃に交流はありませんでした。
担任は赤井英和さん似の簿記の先生で、バドミントン部の顧問でした。


入学式が終わってすぐに、どこかに泊まり込みでガイダンスを受ける新入生オリエンテーションがありました。
どこに行ったか、何泊したか忘れましたーw
出席番号順でグループ分けされた私のグループに、瀬戸カトリーヌさん似の明るく物怖じしない子がいました。
男子にも先生にも積極的に話しかけ、私にも明るく話しかけてくれてオリエンテーションの期間は一緒にいた時間が多かったと思います。
カトリーヌはグイグイくるタイプの子なので私は引っ張り回されましたが、何しろ明るいので彼女の周りは笑顔でいっぱいでした。

ある晩の消灯後、カトリーヌは「花実ちゃん!男子の部屋に行くよ!」と私を連れ出しました。
普段なら「行ってどうするんだ?」などと考えてから行動するのですが、そんな間もなく「早く!早く!」とカトリーヌの勢いに呑まれて一緒に薄暗い廊下に出ました。
男子の部屋は違うフロアでしたがカトリーヌは迷わず進み、先生にも見つからず男子の部屋に到着しました。
私がその部屋にいたのは10分足らずだったと思います。
お目当ての男子がいたのか、カトリーヌは布団の中に潜って行くし、誰かの「先生が来た!」という声で押し入れに隠れたものの「私なにやってんだ?」と、ようやく気づいたのです。
「カトリーヌ!私もう戻るよ!」と盛り上がった布団に声をかけ、ひとりで自分の部屋に戻りました。

カトリーヌが数ある部屋の中からあの部屋に迷わず入って行ったのは、最初からそのつもりでお目当ての男子とも示し合わせていたからでしょう。
もし先生に見つかっていたら、巻き込まれて大目玉を食らうところでした。
しばらくしてからカトリーヌが戻ってきました。
「花実ちゃん先に帰ってたのー?」と笑うカトリーヌの髪はボサボサ。
私は「カトリーヌ、ジャージが裏返しだよ………」と教えてあげましたw
この一件があったことで、オリエンテーション後はカトリーヌから距離を置きました。
カトリーヌはLiLiCoと気が合い、他のキラキラ女子数人とでクラスの中心となるグループができました。

高校生になり、Hさんとはなかなか会えなくなりました。
入学式の少し前にHさんから「春から定時制高校に通うことにした」と聞きました。
こういうことって、彼女に「俺、定時制高校に行こうと思うんだけどどう思う?」などと先に話しがあるものかと思いましたが、Hさんがとても嬉しそうだったので、そこはどうでもよくなりました。
学校は別々でしたが、Hさんと私は同級生になりました。